今日は土曜セミナーと並行して「看護医療系模試」が行なわれています。看護師になるためには看護学校へ通い、そのカリキュラムを修了しなければ看護師国家試験を受験する資格が与えられません。この看護学校というところがまた大変で、授業はもちろん病院や施設での実習、実習で担当した患者さんについての記録やレポートの提出、合間のテスト、そしてやっと国家試験のための勉強と、それこそ「寝る間もなく」勉強の毎日が続きます。国家試験の合格率は例年90%前後と言われていますが（H28年度の合格率は89.4%/合格者数は55,585人 出所：厚生労働省）、これは、合格するための勉強をしている人が9割もいるということです。途中脱落する人たちも大勢いるので、実はすごいことです。看護師になるには、国家試験が難しいのではなく、国家資格取得に至るまでの道のり、看護学校受験から国家試験受験までの道のりがきつい、ということなのでした。ちょっとしたことが命に直結する仕事です。名利供休で仕事に取り組む、そんな看護師になってほしいと思います。（担当：教務）