長野女子高等学校

NAGAJO DIARY今日のナガジョ

今日のナガジョ

2018.08.21 Tue

もうすぐ夏休みが終わります。新学期の準備は万端でしょうか。
さて、本日は本校インターアクトクラブが8/20(月)~8/21(火)に行った夏合宿の様子【一日目】をお伝えします。

インターアクトクラブでは、夏季休業を利用して福祉やボランティアの活動を行っています。今年は長野県下水内郡栄村において活動を行わせていただきました。栄村は今から7年前の2011年、長野県北部地震(マグニチュード6.7、震度6強)により被災した地域なります。これまでインターアクトクラブでは、栄村の復興支援活動に長年たずさわってきました。ただ、近年は村の復旧・復興の作業は一段落し、ボランティア活動も少なくなっています。そのため、今回の研修では①栄村の震災から復興までの過程を学ぶこと、②新しい栄村支援の活動として、村の良さや魅力を探し、内外にアピールする方法を考えること、またそのために、③栄村について知ること、の3つを掲げました。もちろんボランティアも行います。

【一日目】
 

まずは栄村より出土した土器の洗浄をするボランティアをさせていただきました。震災をきっかけに栄村では、村の伝統文化や文化財を保護したり、後世に伝えていく活動に関心が高まっています。そのため、村の歴史がまとめられている『栄村史』を約60年ぶりに編さんすることになり、その一環で試掘された泉平遺跡の縄文土器になります。出土した土器のかけらに付着した土をハケで丁寧に洗浄する作業です。約5,000年ぶりに日の目をあびた土器は、村の長い歴史を物語っているようでした。

 

昼食は栄村特産の蕎麦をいただきました。一般的に蕎麦のつなぎは小麦粉や海藻をつかいますが、こちらの蕎麦は「オヤマボクチ」(ヤマゴボウ)という山菜を使います。「幻の蕎麦」とも言われています。乾燥させたオヤマボクチを見せてもらいました。

 

午後は「日本最後の秘境」といわれている秋山郷へ行きました。栄村からさらに車で約1時間の山奥にある、本当の秘境です。そちらで、今回は地域おこし協力隊として、秋山郷の地域活性化に取り組んでいる杉森さんよりお話しをおうかがいしました。秋山郷の魅力を「自然とその恵みを体感できるところ」だと話されていたことが印象に残っています。その「豊かで厳しくもある自然とともに生きてこられた、地域の皆さんの知恵や工夫には学ぶべきところがたくさんある」とも。大変勉強になりました。

二日目に続く。(担当:3学年)

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