長野女子高等学校

NAGAJO DIARY今日のナガジョ

今日のナガジョ

2017.10.31 Tue

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 昨日から来月10日まで、本校では読書旬間となります。本校ライブラリーには小説や図鑑、新書などの他に文学全集、検定テキスト、資料集や便覧などの参考書、マンガなど多彩な本が配架されています。今回はその中から1冊をご紹介します。

「日本人なら知っておきたい日本文学」(蛇蔵・海野凪子/2011年/幻冬舎)

 『枕草子』『徒然草』『源氏物語』など教科書でおなじみの古典文学作品の作者たちにスポットを当てて、人物エピソードを中心として書かれています。いくつか紹介すると「紫式部は頭の良さを隠すのに必死だった」「物語読みたさに仏像を作った文学少女がいる」「兼好法師は『徒然草』というタイトルを知らない」…などなど副題の「ヤマトタケルから兼好法師まで、人物で読む古典」の通り、意外な人物エピソードが読みやすい軽快な文章とマンガでまとめられています。何百年も昔に書かれた「古典文学」といっても、人間の感情や考えは変わらないという古典文学への親しみを感じさせてくれる一冊です。ライブラリー奥のPCルーム側から2列目の歴史の棚にあります。また、昭和3年刊の岩波書店版「漱石全集」もありました。ライブラリーには寄贈本などの古く貴重な書籍もあります。是非足を運んでみてください。(担当:一学年)

(写真左「日本人なら知っておきたい日本文学」、写真右「漱石全集」扉「長野高等家政学校生徒会」印があります。)

 

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