長野女子高等学校

NAGAJO DIARY今日のナガジョ

今日のナガジョ

2018.05.07 Mon

天気予報がなかった時代には自然現象や生物の行動の様子などを観察し、経験から天気を知ろうとしました。「夕焼けは晴れ」とか「猫が顔を洗うと雨」などがよく知られています。なんと、長野市には「三登山に逆霧が下るときは、北風が吹き続き冷気を催し、夏季でもあわせ、綿入れがほしい」とか「飯綱山に逆霧かかれば、温暖晴朗の天気が急に寒冷陰曇の天気となる。しぐれがあったりまたは翌朝降霜をみることがある」というがあるそうです(日本気象予報士会長野支部「信州の天気のことわざ」(篝益夫 元長野地方気象台長 1965 年)。「逆さ霧」とは、霧が山の尾根から裾に滝のように流れ降りてくる現象で、太郎山(上田市)のそれはそれはそれは有名だとか。天気俚諺や観天望気を知り、空や雲や生き物に注目してみると、土地、風土にはさまざまな表情があるのだということを改めて感じることができるのではないでしょうか。ところで「(北半球において)風を背にして立つと低気圧の中心は左手のやや前方にあり、高気圧の中心は右手のやや後方にある」という「ボイス・バロットの法則」は、海上において暴風の中心位置の方向をみつけるために提唱された法則だそうです。これは海だけでなく陸上でもだいたい当てはまるそうなので、「風を背にして左手に低気圧」と覚えておくと目に見えない低気圧の位置がまさに手に取るようにわかる、という・・・。早速天気図で見てみると・・・連休のトンネルを抜けると雨であつた。(担当:教務 画像出典はhttps://tenki.jp/radar/)

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