長野女子高等学校

NAGAJO DIARY今日のナガジョ

今日のナガジョ

2019.09.21 Sat

 

 

 今週14日に開幕したバレーボールの女子ワールドカップで大活躍している19歳の石川真佑選手は、長野市の裾花中学校出身です。左右、後衛から次々とスパイクを打つ躍動感溢れるプレーに目が釘付けになりますが、実は、コートに入るときに必ずきちんと頭を下げ、一礼してから一歩を踏み出す姿にこそ石川選手のすばらしさが表れています。あたりまえのことをあたりまえにやる、と中学時代に教え込まれた基本が体に染み付いているのだと思います。そして裾花中出身といえば、リベロの山岸あかね選手もその一人です。小柄な体で相手チームが打つ強烈なボールを拾いまくっています。地元出身の選手が二人もW杯に出場し、そこで結果を出す姿には教えられることがたくさんあります。感謝、感謝です。明日の第6ラウンドは対アメリカ戦、「火の鳥Nippon」、応援しましょう。 そして、昨日はついにラグビーのワールドカップRWC2019が開幕、それに合わせて「インビクタス 負けざる者たち」(2009)という映画も放映されました。1994年の南アフリカ共和国を舞台に当時のネルソン・マンデラ大統領とアパルトヘイトの象徴でしかなかったラグビーとの関わりが描かれています。心を打たれる映画です。タイトルの「インビクタス」はInvictusとつづり、ラテン語で「不撓不屈」、映画のタイトルは「征服されない者」を意味しているそうです。マンデラ大統領が劇中で繰り返す英国詩人ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの4行詩のタイトルになった言葉だそうで、どんな運命にも負けない不屈の精神を詠んでいるといわれています。大統領が30年近い獄中生活の中で心の支えにしていた詩なのだとか(作者のウィリアム・ヘンリーさんは、スティーブンソンの「宝島」に登場する海賊ジョン・シルバーのモデルになった人でもあるそうです)。

 というわけで、画像は、昨日の全校集会で校長先生が話された、頭を垂れる三輪たんぼの稲と土曜セミナー・ガーデニングのメンバーが育てたオクラです。(オクラは英語でokraとつづります。ほかにgumboとかLady’s fingersとも)。スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋…アンジェラ・アキもいますが、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」のことわざのとおり、徳や学問を深めて謙虚になれるよう「梅花不撓風雪」の心持ちで深まり行く秋を過ごせたらいいのになあと思う日この頃です…物思う秋もいいけど、連休明けは中間テストだゾ!(担当:教務)

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