長野女子高等学校

NAGAJO DIARY今日のナガジョ

測量にチャレンジ

2020.02.18 Tue

 2年「数学基礎」の授業では、これまでに学習した内容の定着を図るため、数学を使って身近な事柄を説明する体験を取り入れています。今年度最後のテーマは数学Ⅰで習う「三角比」。三角比の値を使って実際に学校前の宇達神社の大きな木の高さを測ります。
 寛永4(1627)に出版された『塵劫記』の「木のたかさをはなかみにてつもること」の絵(下図がその一部です/出典は寛永11年版大型三巻下巻)をヒントに測定の方法や道具を自分たちで考えたところ、風船を飛ばす、光を照らす、影を使うなど、さまざまな方法が出されました。その方法で算出した値の正確さを確認するために、象限儀の仕組みを利用した簡易計測器による測定も行います。
 今回は、自分たちで作った簡易計測器で1階から吹き抜けの高さを測り、どの程度の誤差があるかを調べました。一番近い値を出した生徒の誤差はわずか+4センチ。周りの生徒たちからは「おお~!」という声が上がりました。次回はついに神社の木の高さを測ります。(担当:係)

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