長野女子高等学校

NAGAJO DIARY今日のナガジョ

大学入学共通テスト模試

2020.05.30 Sat

 昨日で短縮日課による登校が終了し、来週からは通常日課に戻ります。学校が再開して1週間が経ちましたが、いよいよ本格的にスタートすることになります。そして、これまで約3ヶ月間活動が中止になっていた部活動も、まずは2・3年生から段階的に開始していくことになりました。

 さて、今日は学校は休みですが、3年生は朝から『大学入学共通テスト模試』を受験しています。終了は17:00過ぎを予定していますので丸一日かけて受験することになります。今年の3年生は新しい大学入試制度が導入されてから最初の受験生です。さまざまな面から大学入試改革が行われていますが、いちばん大きな変化といえば、これまで30年間続いてきた『大学入試センター試験』が今年の1月の実施をもって終了したことが挙げられます。この試験の代わりに導入されることになっているのが『大学入学共通テスト』(以下、共通テスト)です。つまり、現高校3年生は共通テストの受験一期生ということになるわけです。この試験、「センター試験と何が違うの?」については今回は割愛します。

 この共通テストを巡っては紆余曲折ありました。2019年の11月・12月には立て続けに、『大学入試英語成績提供システム』を見送る、『大学入学共通テストにおける記述式問題の導入』を白紙に戻す、と文部科学省が発表しました。この2つについては大学入試改革の2つの目玉ともいわれており度重なる議論が交わされてきましたが、導入直前になって延期となりました。今回の大学入試改革では、これまでにないほどの大きな改革が行われることになっていますので、この先もしかしたら予定されていることが延期になったり中止になったりすることがあるかもしれません。

 このことに一番振り回せれてきたのが今の3年生です。加えて、この冬から現在そしてこの先にかけて新型コロナウイルスの問題が新たに生じています。自分たちの受験はどうなるのかと本当に心配になっているはずです。しかし、このことは私たちの学校のみならず全国の学校そして受験生が同じ不安を抱えています。今やるべきことは、この先の不透明な動きに不安を感じて右往左往することなく、自分の受験や進路実現に必要な力を着実につけることです。そして、久しぶりに始まった学校生活を謳歌して、今しかできない経験をたくさん積むことです。

 大学入試改革の波にのまれたりコロナ禍に振り回されたりして、くれぐれも自分の人生がくるってしまうようなことだけはないよう強い意志をもって前に進んでください。負けるな受験生!! (担当:進路)

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