長野女子高等学校

NAGAJO DIARY今日のナガジョ

就職に向けて

2020.07.04 Sat

 本日はLearning Support Dayとなっており、希望する生徒が登校して各自の課題に取り組んでいます。また、保護者の皆さまにご来校いただきまして、個別懇談会が行われています。

 個別懇談会は、特に3年生にとっては希望する進路を確認するという重要なものであり、その中でも就職を希望する生徒は早急に動き出す必要があります。今回は就職に関して、今年度の動きに関して、少し細かく説明したいと思います。

 

 毎年71日に高卒就職者用の求人情報が公開され、就職希望の生徒は、WEBサイトで求人を探すことができます。先日、このWEBサイトの使い方の説明会を実施しました。初めて見る求人票に対し、どのような部分に注目すべきか、皆で考えながら行いました。

 高卒の求人については、コロナウイルスの影響から求人が減るという懸念がありましたが、やはり現時点で昨年より1015%ほど減少しているという情報が入っています。長野公共職業安定所管内の高卒求人倍率は、昨年は2.2倍であり、求人数が15%減るとすると1.8倍ほどとなります。数字上は、求人数が就職希望者数を上回っているということになりますが、就職希望者にとって、決して簡単なものではありません。実際には、就職希望者はどんな職業でも良いという気持ちで活動してはおらず、人気の職種もあるはずで、公開された求人に均等に応募されるということはあまり考えられません。自分が希望する職種に就きたい、という視点に立つと、もはや求人倍率はあてにならないでしょう。これは今年に限った話ではないと思いますが、特に今年は気を引き締めていく必要があります。またこれ以外にも、選考開始日が昨年までは916日であったのが、1016日に後ろ倒しされるというような日程の変更もあります。このような変化に、私たちは対応していかなければなりません。

 本校の進路指導方針の一つとして、新時代を生きる人として自分の可能性を高めて社会に貢献できる力を育成する、というものがあります。世の中は急激に変化しており、この先どのような未来になっていくかわからない中でも生き抜いていく力が必要であると考えていますが、今回のコロナウイルスによる変化で、はやくも私たちは試される時がやってきました。起きてほしい変化ではなかったと思いますが、このようになってしまった以上、私たちは変化に対応していく必要がありますし、この先の未来でも、起こったことに対して適応できるような力を身につけることが必要であると考えさせられています。

 今回は就職に関しての話でしたが、進学希望者も例年とは異なるケースがあるか、注意を向ける必要があります。3年生は、自分たちはどうなるのかという不安があると思いますが、かといって前に進まないわけにもいきません。強い気持ちで臨んでほしいと思います。(担当:進路)

 

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