長野女子高等学校

NAGAJO DIARY今日のナガジョ

酸性雨は降っているのか?

2021.05.10 Mon

 一学年必修の『現代社会』では、地球環境問題について学習します。温暖化やオゾン層の破壊、森林破壊などについて学びます。今回は酸性雨の学習の際に、長野市内で採取した雨のpHを測定しました。比較に用いたのは水道水と炭酸水(サイダー)です。それぞれのpHを読み取り、どのビーカーが雨水かを当てる実験をしました。

 酸度の強いものは黄色、酸度が弱くなるにつれて緑から青(中性)になります。つまり、炭酸飲料は黄色、雨水は緑色、水道水は青色になります。そして、雨水のpHは班による誤差はありましたが、4.8~5.4の値となりました。気象庁の目安ではpH5.6以下が酸性雨になりますので、市内でも酸性の雨が降っていることになります(長野市の調査でも同様の結果となっています)。

 今回の実験ではパックテスト(pH-BCG/水質の簡易測定器)を用いました。デジタル測定器よりも正確だと思います。他にも様々な測定方法がありますが、目に見えないものを実感することが大切です。(担当:係)

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