長野女子高等学校

NAGAJO DIARY今日のナガジョ

令和3年度 卒業証書授与式

2022.03.05 Sat

 本日、令和3年度卒業式が挙行されました。今年度も昨年度と同様、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、卒業生・ご家族の方々・職員のみで行われました。卒業生は、先生方や仲間との別れを惜しみながら、晴れやかな笑顔で旅立っていきました。本校で学んだことを活かして、新たな道で前進してほしいです。

 卒業生代表による「答辞」全文を掲載いたします。(担当:3学年)

答辞

  梅のつぼみも膨らみ始め、日ごとに春めいて参りました。本日は私たち卒業生のためにこのような心温まる式を挙げていただき、誠にありがとうございます。また、理事長先生、校長先生はじめ諸先生方、並びに保護者の皆様に、卒業生一同心より御礼申し上げます。

 今日、この良き日に私たち卒業生三十七名は、長野女子高等学校を卒業します。

 思い返せば三年前、真新しい制服に身を包み、期待と不安を胸に入学したあの日から、私たちの高校生活は始まりました。憧れていた高校生活は、中学校とは違う友達や雰囲気、授業など毎日が楽しく新鮮でした。初めてクラス一丸となって発表した白梅祭のダンスや、仲間の新しい一面が見られた体育祭、全てが楽しく充実していました。

 高校生活に慣れてきた二年次は、後輩もでき、生徒会活動や部活動においても中心的な役割を担っていくようになりました。しかし、新型コロナウイルスの影響により、生活が一変してしまいました。臨時休業のときは、画面上でしか友人と会うことができず、人とのつながりの大切さを痛感しました。六月から再開された授業では、茶道や華道を通して礼儀作法や教養を身につけることができました。また、日々の学習は受験を意識した内容となり、徐々に自分の進路と向き合うようになりました。

 そして三年次では、皆が自分自身の進路のために真剣に取り組み、今まで学び、培ってきた力で受験勉強や就職活動に臨みました。昨年度に引き続き新型コロナウイルスの影響により、制約の多い一年でしたが、この状況の中で今、自分たちにできることは何かを考え、工夫して活動に取り組みました。

 私は、生徒会長として多くの行事に携わってきました。白梅祭や予餞会、今年度新しく企画した、長野市長選挙高校生向けシンポジウムなど、今できることに全力で取り組んできました。その中で、人の前に立ち、まとめることや人に伝える力が身につきました。仲間と意見が合わず、悩むこともありましたが、様々な人の意見を聞くことで視野を広げることができました。

 また、私は三年間吹奏楽部に所属しました。吹奏楽部では、白梅祭や予餞会で演奏し、コンクールやコンテストに出場しました。日々の練習では演奏に納得がいかず、仲間と悩むこともありましたが、話し合い、試行錯誤を繰り返していきました。そして、諦めずに努力し、技術を高めていった先では、仲間と一つの音楽を作り上げることの素晴らしさを実感することができました。

 これまで、どんな時も協力し合い支えてくれた、個性豊かな学年の仲間や後輩たちと、切磋琢磨し合えた日々は紛れもない大切な思い出であり、宝物です。

 私たちがここまで成長できたのは、先生方、家族、友人をはじめ、多くの方々のおかげであると感じています。先生方は、私たちが困っている時や問題を抱えている時、いつも手を差し伸べてくださり、自分の手で解決できるように導いてくださいました。私たちを温かく見守ってくださりありがとうございました。

 また、これまで支えてくれた家族にも心から感謝しています。毎朝忙しい中、お弁当を作ってくれたり、自分が決めた進路に快く賛成してくれたりと、私の事を第一に考え、支えてくれました。時には厳しく叱られたこともありましたが、たくさんの愛情を注いでくれたおかげで、ここまで成長することができました。どんな時も見方でいてくれた家族には感謝の気持ちでいっぱいです。私たちはこれからも、たくさんの方への感謝の気持ちを忘れず、自分らしく一歩一歩成長していきたいと思います。

 私たち卒業生は、建学の精神である梅花不撓風雪を胸に刻み、未来へとより一層邁進して参ります。

 最後になりますが、理事長先生、校長先生をはじめ諸先生方のご健勝と長野女子高等学校の更なる発展を祈念し、答辞といたします。

 

令和四年三月五日

学校法人長野家政学園 長野女子高等学校

令和三年度 卒業生代表

 

 

 

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