「赤い靴はいてた女の子」の銅像などがある横浜の山下公園は、1930年（昭和５年）の3月に開園しました。その7年前の9月1日午前11時58分、神奈川、東京を中心に千葉、茨城、静岡の内陸や沿岸をマグニチュード7.9の地震が襲います。日本災害史上最大級の被害を与えたと言われている「関東大震災」（関東大地震）です。今から91年前のことでした。山下公園はこの震災時の瓦礫などを使い、海を埋め立て造成されています。また、前年９月には「伊勢湾台風」が発生しました。全半壊・流失家屋15万3,893戸、浸水家屋36万3,611戸、死者4,700人、行方不明401人、傷者３万8,917人など、戦後最大の台風被害と言われています。今日、９月１日の「防災の日」はこれらにちなんで制定されました。昨日の日曜日は防災訓練に参加されたみなさんも多かったのではないでしょうか。いざというとき、何を持って避難するのか、どこに避難するのか、家族の連絡はどうするのか…今日は改めてそれらを確認する日にしたいですね。（担当：教務。写真は山下公園と女の子の銅像です。）