長野女子高等学校

NAGAJO DIARY今日のナガジョ

今日のナガジョ-創立記念日‐

2015.05.21 Thu

s-広告 本日、5月21日は創立記念日につき学校はお休みです。本校は今年で創立90周年を迎えました。1925(大正14)年の開校以来、それぞれの時代における社会の要求に応えながらも、一貫して女子教育を行ってきました。今日はその長きにわたる歴史の1ページをご紹介したいと思います。
 90年前の今日、本校の前身である「長野和洋裁縫女学校」が創設されました。当時はいわゆる「職業婦人」という言葉に代表されるように、女性が社会に出て働くということ自体がめずらしかった時代です。もちろん、初等教育(小学校)はずいぶん普及していましたが、女性の中等・高等教育はまだまだ一般的ではありませんでした。では、長野和洋裁縫女学校はなぜ設立されたのか。当時、長野県知事に提出した『私立学校設立認可申請書』には次のように記されています。

「女子中等教育の現状にかんがみ、将来をおもんばかり、日常生活に必要なる”新時代の要求する”洋服、ならびに和服裁縫に重きをおき、家庭婦人としての本務を全うせしむるに、充分なる実際的技術を授け、なお進んでは”独立自営の道”を養成す。」

※ 原文を読みやすく改めています。

 この時代に特有の良妻賢母主義がうかがえつつも、「新時代の要求する」ものに応え、女性が「独立自営の道」を歩めるようにサポートする―そのような姿勢は、90年経った今でも変わっていないように思います。では最後に、本日の『信濃毎日新聞』朝刊に掲載されました小林健雄学校長の「ごあいさつ」を抜粋・転記させて頂きます。

 

「長野女子高等学校は創立以来90年、一貫して「女性として身に付けなければならない知性、教養の練磨育成」を教育目標に掲げ、人としての優しさやぬくもり、奥ゆかしさといった気品を身に付け、社会や家庭において思慮深い判断で行動できる女性になるための教育活動を展開してまいりました。このような信念は社会や環境がどんなに変化しようとも、その真理は不変であると考えるからです。」

 

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