長野女子高等学校

NAGAJO DIARY今日のナガジョ

Playback予餞会Prat.5

2022.03.02 Wed

夏の白梅祭と同様に、先日行われたリモート予餞会の発表団体を取り上げたい思います。5回目の今日は「期間限定吹奏楽バンド」の発表を取り上げます。これは予餞会を盛り上げるために、全校の吹奏楽部(楽器)経験者有志で結成されたバンドです。昨年の12月、元吹奏楽部員で気骨のある3年生が、どうしても卒業する前にみんなで演奏したいと言って計画書を持ってきました。とてもよい試みで嬉しくなりましたが、ちょうど揃っての練習をはじめたあたりから、感染拡大の兆しが現れはじめていたと思います。年が明けてからは、あっという間に感染警戒レベルが上がり、学校としては放課後活動を禁止せざるをえなくなりました。「練習がしたい、発表がしたい」という生徒の熱意とギリギリの検討のなかで、全体では集まらない(パート毎)、練習と撮影の合わせて2回、各30分程度という非常に心苦しい条件になりました(まん延防止等重点措置が適応されており、本当は活動禁止です)。

うまくいくかはわからないけども、各パートごとに演奏して、最後に編集でひとつにつなげようということです。これを「やってみせる」というのだから・・・この生徒たちはたくましい、まさに「梅花不撓風雪」などと思いながら、完成を待ちました。結局、動画データをもらったのは予餞会当日の朝でした。非常に厳しい戦いとなりました。

実際の映像(演奏)を見たときは、感動を通り超して、感慨深いものがありました。別々の撮影なので、ところどころ音がずれてしまうところがかえって良かったように思います。各パートで演奏しているときは、さぞ寂しかったと思いますが、見えなくても必死に音を合わせようとしている姿が、見えないもの(コロナウイルス)と向き合っている私たちにつながるところがありました。しかも、即席バンドということで、学年・クラス・部活・出身中学校などもみんな異なっているのに、演奏でひとつになれるということが、際立って素晴らしかったと思います。圧倒されたという意味でも文句なしに「威風堂々(Brass Rock)」としていました。(担当:係)

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