弥生三月となりました。平成二十五年度の卒業式を明日に控え、今日は全校でリハーサルを行ないました。家庭研修を終えた主役たちも元気に登校です。久しぶりに見る大人びた佇まいは凛とした気品に溢れ･･･なんていうことはまったく無く、ワイワイと元気で明るい表情を浮かべ、級友との再会に話の花を咲かせていました。しかし、そこは卒業生、別離を惜しむかのようにお互いの中の目に見えぬ何かを求め合っている姿もありました。また、彼女たちにとって高校生活の三年間が終わるということは、同時に東日本大震災から３年が経過することを意味します。「あの日」を背負い高校に入学し、「あの日」が教えてくれたことを抱えて巣立って行く三年生の心にはきっと多くのことが去来し、その一つひとつが生きる力となっていることと思います。幸多かれと願うばかりです。そして保護者の皆さまにも心からの祝意を申し上げると共に本校の教育活動に対するご理解とご協力に感謝と御礼を申し上げます。さて、卒業に向けてカウントダウンが始まりました。草花も芽を出す準備をして雪解けを待っています。新たなスタートラインに立つ日、準備は整いました。道標なき明日に向かって進んで行きましょう。（担当：教務）