本日本校は、卒業式です。今日は３学年通信卒業号よりお伝えします。

思い返せば皆さんとは、東日本大震災のあと、巡り合いました。目に見えない大きなものが立ちはだかる中スタートしたこの学年。それでも皆さんは、明るくパワフルに学校生活を謳歌してきました。皆さんがポールの授業を受けている空気、雨の日の夕方キャーキャーと言いながら傘を開いて旧校舎の玄関を出ていく後ろ姿、廊下での下らない話。一つ一つが走馬灯のように脳裏を駆け巡ります。皆さんはいつもいつも一生懸命に頑張って、健気なほどに素直で、本当に素敵な高校生でした。そんな皆さんの前向きな横顔を見るたび、元気が出たり、やる気になったりしたものです。もちろん、辛いことも沢山ありましたし、黙って乗り越える皆さんでしたけれど、だからこそ、今日この日を迎えられたのだと思います。私にとってもこの3年間は、なんだか濃い3年間でした。殊に3年目は、皆さんの進路選択について個々に色々とああでもない、こうでもないと、一緒に作り上げていく、楽しくて貴重な時間を持つことができました。皆さんの次の人生が華々しいものでありますように願っています。まだまだ一緒に居られるようなきがしていましたが、今日でお別れです。別れは辛いものですが、ならば心の中に、消えない何かを残せないかなと思いましたので、お餞別に宿題を出しておきます。①進学者は、次の進路が決まったら、T先生とM先生と私に連絡してください。（お祝いを申し上げたいです。）②どんな日も、笑顔でいること。③困ったときは、困ったままでいないで、考えて考えて考え抜くこと。その際に、相談する相手をきちんと持つこと。④自分を大切にすること。⑤自分以外も大切にすること。⑥字を丁寧に書くこと。以上６つの宿題です。③については、4月以降も受け付けておりますので、気兼ねなくご連絡ください。別れても縁は続きます。“さよならは別れの言葉じゃなくて、ふたたび会うまでの遠い約束”という歌詞があります。この言葉が皆さんと私を繋げてくれていると信じて、お祝いの言葉といたします。皆さん、どうかお元気で！！いつかまたどこかで会える日を夢見て。その日まで全力で走ろう！３A担任H