長野女子高等学校

NAGAJO DIARY今日のナガジョ

今日のナガジョ

2014.09.29 Mon

small-御岳
small-浅間山
御嶽山の噴火により被害を受けられた皆さまにお見舞い申し上げます。

火山国日本における自然の力の凄まじさや恐ろしさを見せつけられたような気がします。長野県には今回の御嶽山のように岐阜県とまたがるような山を入れると活火山が6つあり、これは秋田県と並んで全国で2番目に多いのだそうです。日本全体だと活火山の数は112、全世界の8%が集中しているのだとか。その御嶽山、以前は死火山、もしくは休火山であるとされていました。ところが今から35年前の1979年に突如噴火(このときも水蒸気爆発)します。これがきっかけとなり活火山の定義が見直され、最終的に「およそ過去1万年以内に噴火した火山や、現在活動している火山」と変更されました。同時に、死火山、休火山という言葉もなくなります。現在では活火山以外の言葉は使わず、「活火山ではない」とか「活火山以外の火山」という呼び方をするそうです。今回、御嶽山は、警戒レベルが「平常」を表す一番低い「1」でした。一方で噴火の危険度が高いランク(A~C)でみると焼岳と同じBランクになっています。富士山もそうです。そしてAランクには浅間山が。300年前の宝永の大噴火と呼ばれる富士山噴火など、地震が火山噴火を誘発する危険性も叫ばれています。4枚のプレートがせめぎ合い、全地球で2割の地震と8%の火山が集中するといわれる日本列島、備えあれば憂いなし、なのか、動かざること山の如しなのか、静かに進んでいく危機に対して鈍感にならないよう注意したいものです。(写真はネット配信による御嶽山とその噴煙、浅間山です。担当:教務)

ページのトップへ