長野女子高等学校

NAGAJO DIARY今日のナガジョ

授業レポート②現代社会

2019.08.02 Fri

1学期に「今日のナガジョ」で紹介しきれなかった学習活動を、夏休みの期間を利用して紹介させていただく授業レポート第2弾、今日は「現代社会」です。
1学年必修の「現代社会」は、社会科(公民)の授業のひとつになります。現代の社会が抱える基本的な問題について考え、公正に判断する力を身に付けることが目標となります。覚えなければいけない用語もたくさんありますが、本来は暗記科目ではなく、生じている問題に自分がどう向き合うかを「考える」授業です。
そこで現代社会では年間を通して5~6回程度、専門(外部講師)の先生に授業をしていただいています。複雑化・高度化する現代社会において、その現場のプロから教わることは多くあります。1学期は2回実施しました。

1回目は「情報モラル教育」の一環で、セーフティネット総合研究所の南澤先生をお招きして、「ネット ここが心配!~SNSの危険性と留意点」と題する授業をおこなっていただきました。
SNSの利用にともなうトラブルについて、依存性、プライバシーの侵害、不正アクセスなどの事例を取り上げながら、自分を守る方法を教えていただきました。便利なSNSとの付き合い方を考えるよい機会になりました。

 

2回目は「租税教室」になります。長野税務署の方に税金の意義や役割、公平な税負担について考える授業をしていただきました。恒例のワークショップでは、住民が5人だけの町に、1000万円の橋を税金で建設する場合の負担(内訳)について考えました。もちろん、「公平な」負担はひとり200万円になります。しかし、この5人の収入はバラバラで、養っている家族の人数も異なる場合はどうするのか、という問題になります。
いろいろな考え方ができるなかで、何が正しい判断かを考え、自分なりの意見を持つことが大切です。その考えることこそ「現代社会」の教科目標になります。(担当:係)

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